主要石化製品の海外生産比率と世界の中の能力比率～石化協まとめ－比率アップはPSとPVCのみ／日本の存在感は一様に低下－

摘要

エチレンや汎用樹脂、ポリエステル原料など主要石油化学製品の2003年末時点における海外生産（能力）比率と世界における日系企業の主要石化製品生産能力比率がまとまった。 それによると、1年前に比べて海外生産比率の上昇があったのは国内能力を削減したPS（ポリスチレン）と海外で若干の増強があったPVC（塩化ビニル樹脂）だけで、他の製品は全て低下した。 また世界から見た目本企業の主要石油化学品生産能力比も一様に低下するなど、世界における日本の石化業界の存在感が益々薄れている現状が見て取れる。