日本化成、4－9月期経常損益9，900万円の赤字～販売減少など響く

摘要

日本化成の2009年4－9月期連結決算は、無機化学品の販売数量減少やそれに伴う設備操業度下落などが響き、営業利益は前年同期比99．1％減の1，000万円、経常損益は9，900万円の赤字（前年同期は12億7，200万円の黒字）となった。亮上高は36．8％減の170億円だった。経常損益の減益幅13億7，100万円の内訳は、売買差拡大と経費削減が7億7，000万円の増益要因、その他が1億2，000万円の増益要因となったが、設備操業度下落が15億円の減益要因、販売数量減少が5億9，000万円の減益要因、ゴム架橋剤TAIC（トリアリルシアヌレート、通称：タイク）や合成石英粉の設備増強に伴う減価償却費の増加が1憶7，000万円の減益要因となった。設備操業度下落は、無機化学品の販売数量減少が大きく響いた。