東レ、4－12月期最終利益は83％減～通期業績予想を下方修正

摘要

東レの2008年4－12月期連結最終利益は前年同期比82.9％減の55億円となった。景気悪化で繊維や情報通信材料、炭素繊維といった主力製品の需要が第3四半期に急減。 株価低迷に伴う投資有価証券評価損の発生で特別損失も膨らみ大幅な減益を強いられた。 2009年3月期業績については予想を下方修正し、最終損益が160億円の赤字（前期は481億円の黒字）に転落する見通しとなった。 これを受けて同社は減産による在庫圧縮や設備投資の抑制などを柱とするコスト削減を一層強化する方針。