第一回東アジア先端高分子技術国際学術会議（1997年），ウルムチの思い出

摘要

2009年秋から民主党政権となり，政策，方針等の大転換が行われている。その中のひとつに，「東アジア共同体構想」が浮上して来た。しかし，一口に東アジアと言っても人により定義が異なりはっきりしない。主役は，日·中·韓のようでもある。実は高分子の世界では，表題のようなミニ国際会議が1997年から既に始まっている。参加国は，中国，韓国，ロシア，日本の4カ国である。具体的には，1997年中国のウルムチ，1999年韓国のソクチョ，2001年ロシアのヴォルゴグラード，2003年日本の東京，2005年ロシアのサマーラ，2007年中国の麗江，2009年日本の上田と各国持ち廻りで開催されている。