水俣病被害者互助会·第2世代訴訟

摘要

1969年提訴の水俣病第一次訴訟から40年，今水俣で新しい闘いが開始されている．水俣病の第2世代（小児期·胎児期水俣病世代）とも言うべき，比較的若い世代，胎児期と小児期に水銀曝露を受けた世代の闘いである·1971年自主交渉·座り込みの闘いを川本輝夫さんとともに粘り強く闘いぬいた佐藤武春さんの長男，英樹さんが原告団長，その後の申請患者運動を牽引した申請患者協議会の会長岩本広喜さんの次女Mさん，副会長だった佐藤巽さんの長女Rさん，一次訴訟の原告，坂本しのぶさんのいとこに当たるOさんなど一次訴訟や旧自主交渉派の家族たちなど，40年前，水俣病の闘いを担った被害者たちの息子や娘たちである．