ブリヂストン荒川社長が会見“土俵を変えて戦う”新興国戦略強化へ

摘要

ブリヂストンの荒川詔四社長はさる8月25日，東京·中央区京橋の本社で記者会見し，2010年上期を振り返るとともに，今後の経営方針を明らかにした。その中で荒川社長は新興国戦略に触れ，「中国やインドなどは，過去に先進国がたどったような進化ではなく，一気に自動車産業先進国の段階に達する可能性がある。こうした新興国へは，ユニークで優れたビジネスモデルの投入など，他社には真似のできない戦い方，いわゆる“土俵を変えて戦う”戦略をとる。こうした姿勢は成熟市場でも重要で，“名実ともに世界一”の地位を築くためのカギと考えている」と語った。