外装ベルトラインモール高光沢材料の提案

摘要

自動車の軽量化·環境対応としてリサイクル容易な素材·軽い素材である熱可塑性エラストマーの採用が，確実に増えてきた。 外装はウインドモール，ルーフモール，ベルトモール等モールを中心に，内装はシフトノブ，アシストグリップ，トリム，シート関連等が挙げられる。これらの部品はPVC（塩化ビニール）またはゴムの代替となっている。 さらに金属レスにするため，PPを芯材に用いるケースも出てきたが，耐傷付き性が悪く表層としての採用は厳しかった。 さらに熱可塑性エラストマーにおいても，外装として，耐傷付き性と高光沢のバランスが上手く取れた材料は無かった。