漆喰に不可能なし〈その3〉

摘要

左官の漆喰壁と漆喰鑓絵は神社仏閣のみならず、大江戸·東京をはじめ全国各地の家々に、栄華の象徴として数多く施工されました。第二次大戦彼の当時、日本の建築界、左官のリーダーとして高名な故·杉山三部目左連会長が活躍していました。杉山会長の邸宅は、東京·九段の靖国神社にほど近い場所にあり、鉄筋コンクリートの3、4階建てと記憶しています。その威容は素晴らしく、左官業界のトソプにふさわしい左官技術の贅を尽くした邸宅でした。杉山会長は柔道家でもあり、近くには立派な海鼠をめぐらせた柔道場も整い、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いに圧倒されたものです。