受注単価の維持、安定を目指す

摘要

(社)全国タイル業協会·関東支部（宇治川博支部長）は8月21日、東京·千代田区の細水会館において、平成23年度定時総会を開催した。会の冒頭、挨拶に立った宇治川支部長は「建築業界は今、工事の消化において職人不足が逼迫した状況にある。そのような背景から、我々の業界では去年の秋後半から仕事の確保と受注単価において改善が見られる。関東、特に東京近郊で顕著であるが、全国的に見れば未だ改善しておらず、浮かれてはいられない。また、これは技能工のネ足とそれに伴う仕事の消化能力の衰えにより、ゼネコンさんとの仕事の需給バランスが崩れてきたことが理由であり、我々の努力の結果ではないことを肝に銘じたい。この状況を最低限維持し、さらに高みに向かって安定させなければいけな1。この業界をいかに変えて、維持していくか。個人的には職人の待遇改善が最重要だと考えているが、本日ご参集の皆様の胸の中には、様々な考えや想いがあると思う。本日は、皆様の忌博のないご意見を伺い、有意義な総会にしたい」と述べた。