木ルムアルデヒド吸着分解機能を持つ内装仕上材

摘要

海や湖の珪藻（プランクトン）が何倍年の時を経て堆積し、化石化した珪藻土は、無数の微細な孔が空気層を形成した天然素材で、内装仕上材を中心として広く用いられている。この珪藻土を用いた仕上材料は、吸放湿特性に優れ、室内の湿気をコントロールすることができ、結露防止に有効である。さらに、ホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着する機能も期待できるが、吸着量には限界があること、一度吸着してもその後再放散する可能性があることから、珪藻土だけでは不十分である。