守屋清氏が新会長に就任/会員増強、技能者育成を中心課題に日本左官業組合連合会

摘要

（社）日本左官業組合連合会は5月23日、徳島市の徳島グランヴイリオホテルにおいて、第71回定期総会を開催した。 冒頭挨拶に立った神垣三次会長代行は、「昨年度の総会は、創立70周年の記念式典も開かれ、冬柴国土交通大臣や石原東京都知事など来賓もお迎えし、盛大なものになった。 そして今年の総会は、新役員を決める大切な会になる。 新しい会長の神輿を会員全員で担ぎ、ご当地の阿波踊りのように元気よく会が発展するよう願いたい。 サブプライムローン問題や原油高が経済の先行き不安を招き、建築業界においては建築基準法改正による確認申請の遅れが利益を圧迫。 倒産する企業も増加している。 こうした中、左官業界も今まで以上に厳しさを増している。 近年、塗り壁の良さが見直される風潮にはあるが、まだまだ需要の喚起には至っておらず、この状況では技能の継承もままならない。 国交省とも意見交換し、人材育成のためにも湿式工法を増やすよう要望を出したい。 伝統ある工法を後世に伝えることこそ我々の使命と思い、事業を推進したい」と語った。