各務原市民の森公園管理棟--鉄の表現を求めて!

摘要

先の5月号（連載28回）でサンドイッチ折版パネルを用いたIrony Spaceを紹介した。 Irony Spaceは建物地上の全てが屋根床も含めサンドイッチ折版パネルで造られ、床にフローリングが貼られている以外は内外鋼板の露出仕上げの建物である。 今月号では同様に鉄を建築表現に用いた第2作目の各務原（かがみはら）市民の森公園管理棟を紹介する。 サンドイッチ折版パネルとは既製の大型祈版100 X 500 X 3.6を両面からplate 4.5でサンドイッチしたパネルのことで、折版の波に直角方向は祈版の曲げ強度と両面のplateの曲げ強度の合計を、波方向は折版の波をトラスの斜材とし、両面plateをトラスの上下弦材とする曲げ強度を持つ、2方向強度を持ったパネルのことである。