高透磁率難燃性の電磁波吸収体開発大同特殊鋼

摘要

大同特殊鋼はこのほど、低周波での高透磁率と難燃性を兼ね備え、ハロゲンフリーの電磁波吸収体「DRP-HN」を開発した。 電磁波ノイズは、年々増加していく傾向にあり、電磁波吸収体の採用が増えている。 電磁波吸収体においては、電磁気特性を向上させるために金属微粉末を使用するが、難燃性に対しては不利に作用することから、従来は塩素を含有する主ポリマーとハロゲン元素系の難燃剤によって難燃性を確保していたが、ハロゲン化合物は燃焼時にダイオキシンを発生する可能性があることから、ハロゲンフリーへの要求が強まっている。