2006国際ウェルディングショーにみる溶接技術の潮流：切断加工編

摘要

今回の国際ウェルディングショーは，4月12日から15日まで東京ビックサイトで開催されたが，規模も来場者数も過去最高となり好景気を窺わせる展示会となった。 切断分野においても，完成度の高い新技術や新製品が多数展示され，多くの来場者が熱心に見学している姿や商談している姿が数多く見うけられた。 前回のウェルディングショー（2004年）はレーザ切断機の展示数が多かったが，今回はレーザ切断機に加えてプラズマ切断機の展示数も増えたため，各切断法の適用範囲や生産性の違いなどが理解し易い展示会となっていた。 また，プラズマ切断やレーザ切断の展示では，多軸のNC装置やロボットと組み合わせて，開先切断を実演しているブースが多かったことも今回の特徴の一つだった。本稿では，これらの展示品の中から特徴的な展示を幾つかピックアップし，見学した感想も交えながら簡単に以下に紹介していく。