2006国際ウェルディングショーにみる溶接技術の潮流：レーザ加工編

摘要

2006国際ウェルディングショーが4月12日から15日まで東京ビッグサイトで開催された。 今回は溶接学会全国大会が同時に開催され，両会場間を忙しく行き来する姿も多く見られた。 レーザ加工に関連した出展は年々増加する傾向にあり，今年は40件を超えるブースで展示と実演が行われた。 いずれのブースでも，熱心に見聞きする姿が見受けられ，レーザ加工に対する関心の高さがうかがわれた。 また，同時開催されたレーザ加工フォーラムでは，「多様化するレーザとその最適化」と題し，ヨーロッパにおけるレーザ加工の現状，新しいレーザ発振器の発展とその加工応用について8件の講演が行われ，多くの観衆が熱心に聞きいっていた。 ここでは，国際ウェルディングショーの中でもとりわけ進歩が早いレーザ加工分野のブースを見て歩き，最近の話題とトレンドについて見聞きしたことを紹介する。