揮発性有機化合物汚染水の超音波分解処理－VOC汚染水の実用浄化装置の研究

摘要

水中に粗密波である超音波を照射すると、水中に圧力の高い部分と低い部分が生成する。 この圧力の低い部分において水中の溶存気体、VOC或いは水分の気化による気泡が発生し、次の瞬間には圧力上昇がおこり、瞬時にこの気泡が圧懐する。この現象を超音波キャビテーション現象と言っている。 この気泡の持続時間はμ秒程度と言われており、発生した気泡が瞬時に断熱圧縮により庄懐する際に、気泡内の湿度は約5000℃、圧力は数百～数千気圧にもなると言われている。 この過酷な状態により化合物は熱分解し、水は以下の分解をする。