地上デジタルテレビ放送IF-TTL装置JBN-202シリーズ

摘要

2003年12月より，関東，中京，近畿の3大都市圏において地上デジタル放送が開始され，2006年12月より全国の県庁所在地などの主要都市で放送が開始された。 2011年7月までには現在のアナログ放送が終了し，デジタル放送に移行される。 地上デジタル放送の番組を上位送信所（または中継所）から下位送信所（または中継所）へマイクロ波帯 ˙，C，Dバンド：6～7GHz帯 ─蚶盲筏品窃偕芯@するIF伝送方式の中継装置IF-TTL (Intermediate Frequency Transmitter to Transmitter Link)装置を開発した。 その運用イメージを図1に示す。 本装置は，非再生中継であるため，装置での信号劣化がそのまま重畳され，中継回線の品質劣化に繋がってしまう。 したがって，装置での劣化主要因である非線形歪，位相雑音を最小限に抑える技術が要求される。 本装置は，これらの要求を従来のM/Nバンドマイクロ波多重無線技術を応用し実現している。