ステンレス鋼板内張り工法による配水池内面補修および耐震補強について

摘要

施工完了後の水張り検査で背面ドレンより漏水が確認され、水位低下も認められたため、漏水箇所の調査を実施した。 以上のことから、今後の検討課題とすべき点があることも浮かび上がった。 一つは溶接延長が約11kmにも達したため、溶接部に対する有効な検査で、確実迅速に溶接不良箇所（特にピンホール）の抽出ができる方法の開発、二つには漏水箇所の探査として有効な方法の考案が挙げられる。また、ステンレス鋼の耐久性、メンテナンス等については、今後の評価を待たねばならないことも事実である。 最後に完成した配水池内部写真12～14を紹介し、事例報告とする。