豪州の石炭供給ポテンシャルと課題、石炭輸出--豪QLD州、NSW州の港湾·輸送インフラ報告（4）

摘要

NEDOの平成19年度海外炭開発高度化等調査「豪州クイーンズランド州およびニューサウスウェールズ州における港湾·輸送インフラの整備·投資計画と課題」のうち二第4章豪州の石炭供給ポテンシャルと課題を抜粋紹介する。 世界の石炭貿易を輸出量で見ると、表4．1．2に示すように2006年には8億tを上回る8億1，500万tになることが見込まれており、2000年と比べるとその増加量は日本の年間需要を超える2億tに達している。 豪州は生産量については中国、米国、インドには及ばないが、1986年から最も多くの石炭を輸出する国となっており、更に1993年以降、世界の石炭輸坦量の30％前後を占め続けるというように、国際石炭市場において最も重要な役割を果たす国となっている。