既設微粉炭火力での酸素燃焼技術実証プロジエクト（1）豪Callida A発電所でFS実施、電発/石川島播磨が協力

摘要

石炭エネルギーセンターはJCOAL Journal新年号で技術開発部担当部長の気駕尚志氏が「既設微粉炭火力での酸素燃焼技術実証プロジェクト」について報告、豪州におけるぎS実証状況を述べでいるので以下全文を紹介する。 第一次オイルショックは、OPECに加盟のべルシア湾岸産油国による大幅な原油価格の引き上げと原油生産量の削減に端を発した経済パニックで、先進工業国の経済を脅かした。 わが国においても、便乗値上げの影響もあり「狂乱物価」と言われるように諸物価が高騰し、深刻な社会的混乱を招いたこのことから、わが国の経済が中東の石油に極端に依存している状況が明白となり、省エネや脱石油に向ぼた教組みが活発に行なわれるようになった。 電力においては、エネルギー源の多様化を目指した「ベストミックス」を指針とした、原子力推進、LNGへの転換、石炭の見直しといった方策がとられ、我々は現在の非常に安定した電気を享受できている。