中国·通化鋼鉄など3社合併に関する協議に調印

摘要

吉林省最大規模の国有企業である通化鋼鉄は去年11月28日、吉林フェロアロイ有限責任公司（中国のフェロアロイ大手）と建龍鋼鉄（民営企業上位500社にランキング）との合併に関する協議に調印した。 これにより、新たな通鋼集団が誕生し、合併後も引き続き通鋼の各称が使用きれることとなる。 今回の合併は、財産権の制度改革や資産の再編を通じて、投資主体の多元化、構造の合理化、メカニズムの刷新などにより、通鋼集団を強い競争力を有する大型鉄鋼企業集団への成長を目指したものとなっている。 再編後は長春に集団本部を置き、建龍鋼鉄の資産や金融資本を新会社に導入、国有企業·民営企業ならびに金融機関が共同出資する多元的な資産構成と企業統治メカニズムを構築することとなる。 新会社の資本総額は42億元に上る見通し。 しかし、相対的には国家による株式保有ウェイトが最も高、実際には国が大きな支配権を有することとなる見通し。