（CaCi_2+CaO）溶融塩電解による酸化チタンの還元と新製錬法

摘要

現行のTiCl_4を経由するバッチ式のクロール法（Mg還元）に代え、TiO_2を原料として直接Ca還元を行い、連続的に金属Tiを得る方法を考案した。 原理をFig．1に示す。 還元は溶融CaCl_2中に最大数moI％溶解するCaによって行い、生成した金属Tiは比重差によって溶融塩中を沈降する。 副成生物のCaOは溶融塩中に溶解させて除去する（Fig. 2に示すように最大溶解度約20mol％）。 この溶解しているCaO、もしくは溶融CaCl_2を電気分解することによってCaを生成し、その場でTiO_2の還元に用いる。