Physically-based CDMによる9Crマルテンサイト鋼のクリープ曲線の記述（マルテンサイト系耐熱鋼のクリープモデリング-4）

摘要

Physically-based Continuum Damage Mechanics (CDM)は種々の組織劣化によるクリープ損傷を無次元の状態変数として歪速度式に取り込んだ新しいモデリング手法であり、マルテンサイト系耐熱鋼など長時間組織の不安定な材料のクリープ変形予測の精度を向上させるものとして期待されている。 本報告ではPbysically-based CDMを9％Crマルテンサイト系耐熱鋼に適用し、マルテンサイト組織回復、析出粒子粗大他国溶強化能減少を考慮したクリープ損傷のモデル化とクリープ曲線の記述を試みた結果について述べる。