日本におけるナノパーティクルテクノロジーの最新動向

摘要

固体微粒子集合体としての粉体は，ほぼあらゆる産業において原料,中間品あるいは製品として幅広く用いられている。これは，粉体の有する機能が，材料としで活用する上で，極めて重要な存在形態であることを示している。 特に,ナノテクノロジーに代表されるように，先端技術においてはナノ粒子，カーボンナノチューブ，フラーレンなど粉体のカテゴリーに入る微細な粒子が，キーマテリアルとして注目されている。 これらのナノバ￣テイクルの構造制御，ナノパーテイクル集合体のプロセス，プロセス制御のための評価解析技術など，ナノパーティクルに関する学問体系を総称したものが，ナノパーティクルテクノロジーである。