先端産業分野における大阪の地域ポテンシャル--燃料電池、ロボット、情報家電、コンテンツにおける大阪府内企業の取組み

摘要

我が国産業の国際競争力を強化し、活性化を図る上で、先端的な新産業分野の育成によって、新たな産業の柱を生み出し、産業全体の活性化を図ることが必要となっている。経済産業省は、平成16年5月に「新産業創造戦略」を発表し、この中で4つの先端的な新産業分野（燃料電池、ロボット情報家電、コンテンツ）を提唱した。 いずれも我が国企業の国際競争力が強く、日本企業が世界に誇ることができる最先端の技術を有しているとみられている分野であり、しかも、今後の需要の拡大が期待される有望な分野でもある。 さらに、産業の裾野が広いため、中小企業への大きな波及効果も期待される。