水素化精製発祥の地？

摘要

2006年4月に17年間在籍した東京農工大学を離れ，三重大学に移籍し，再び関西方面に戻ってきた．4月に父が入院し，5月に亡くなった。 この間，何度となく実家のある京都と津の100キロ足らずの道を往復じ，東京だったらこうはし痛1なかったな敬．この年にまさに関西方面に呼び戻されたというのは天命かなとふと思ったりした。小さいときから三重県には何度か足を運んでいた。 小学校の修学旅行では二見浦に泊まったし，鳥羽の水族館や伊勢の内宮,外宮,赤福餅，松阪の和田金，津市には御殿場海岸に潮干狩りに出かけたりした－「あこぎ」の語源になった阿漕海岸がすぐ近くにある。 大学生のころ,渡部研究室の合宿が渥美半島の伊良湖で行われることになって，私はフェリーに乗って鳥羽から伊良湖へ行くことを思いついた。 1985年7月下旬，その夏一番の炎天下，自転車で京都から鳥羽まで約170kmを走りぬいたことを思い出す，まず伊賀上野まで行き，そこから津市に向った。 津市の真ん中を通る23号線に出れば，そのまま南に下って，松阪，伊勢を越えていけばよい。よく，熱中症にならなかったな。心臓はもうバクバクいっていて，その日からしばらく左の胸が痛かったことを覚えている。 鳥羽から出ている伊良湖行きのフェリーは仁途中に三島由紀夫の潮騒の舞台になった神島の横を通っていく。