球状シリカナノ粒子の組織化による新しい規則性シリカ多孔体-形成機構の解明,粒子径制御，応用-

摘要

我々は，塩基性アミノ酸水溶液中でテトラエトキシシラン（TEOS）を反応させることにより，粒径が約12nmと非常に小さく単分散な球状シリカ粒子を合成することに成功した．また，乾燥過程を経て三次元面心立方構造に規則的に配列させることにも成功している．この新規な単分散シリカナノ粒子の生成と配列には塩基性アミノ酸が寄与しても、ると推測されるが，詳細なメカニズムは解明されていない，本研究では，合成過程をSAXS，NMR等を用いて観察し，単分散シリカナノ粒子の形成メカニズムを明らかにした．原料の組成，添加方法を検討した結果，粒子すイズは8－50nmの範囲で自在に制御になった，さらにTi含有シリカ粒子を調製し酸化触媒特性を検討した．［主張したい事項］（1）SAXSやNMRによるシリカ粒子形成過程の観察，（2）シリカ源の途中添加による粒子径制御，（3）Ti含有シリカ粒子を調製と酸化触媒特性