労働安全衛生マネジメントシステムで産業保健職が果たす役割

摘要

平成11年の労働省（当時）指針の発表より、我が国にも労働安全衛生マネジメントシステム（OSHMS）の概念が広く普及している。認証登録制度の未整備の問題はあるが、今後の労働安全衛生活動の荏り方も変化していくことが予想される。今回の教育講演の目的は、1．OSHMSの歴史を含めた背景の理解。 2．我が国および国外の労働安全衛生の動向。3．現在、日本に求められているOSHMSとはどのようにあるべきか。 について述べ、4．産業保健職として、OSHMSの中でどのような役割を果たすべきかについて提唱する。