グラフト化によるナノ粒子表面への機能付与と分散制御

摘要

シリカや酸化チタンなどの無機ナノ粒子、さらにはカーボンブラックやカーボンナノチューブなどのナノカーボン表面には活性な官能基が多数露出しており、これらをベースとした粒子表面へのポリマーのグラフト反応が可能である。無機ナノ粒子やナノカーボン表面ヘポリマーをグラフトすると、ナノ粒子相互の凝集構造を容易に破壊することができ、ナノ粒子のポリマー中や溶媒中への分散性が向上する。