真空脱水処理したコンクリートの中性化特性に関する実験的研究

摘要

木研究では、真空脱水処理を行ったコンクリートの中性化に対する抵抗性を促進中性化試験により定量的に把捉することを試みた。 その結果、真空脱水処理による中性化抵抗性の改善は、水セメント比の低減によるセメント硬化体の緻密化によるものであり、真空脱水処理を行ったコンクリートでも、無処理のコンクリートと同様な関係式を用いて、圧縮強度の逆数および直径50nm以上の細孔量から中性化速度比を推定することができることが明らかとなった。