最近の型技術の動向（22）型加工の技術動向--金属光造形金型

摘要

今日、パソコンの出荷台数はカラーTVのそれを越え、携帯電話の所有者は6,000万人を越える等、情報関連製品は加速度的に市場に普及している。また、従来からの家電製品に於いても、市場の多様化したニーズに応えるべく、先進技術を駆使した新製品が開発されており、これも近い将来、情報家電へと移行すると言われている。 これらの商品の共通点は、製品ライフサイクルが短いことである。 したがって勝負の分かれ目となるのが開発スピードで、商品間発部門には従来の1/2以下の開発期間とコストが要求されている。 そこで商品開発部門では、その1/2達成に向けて、三次元CAD/CAM、CAE及びRP（ラビッドプロトタイピング）等のデジタルエンジニアリングへの取り組みを行っている。 いわゆるCE（コンカレントエンジニアリング）の実現を目指しているのである。