素形材の表面改質（22）--加工による表面改質（その4）/溶射法

摘要

表面改質技術の発展には、目覚しいものがあるが、溶射技術の分野においても、レーザーとのハイブリッド化、プラズマ溶射法と熱CVD反応の融合技術など次々と新しい試みがなされており、さらにAD法や前述のコールドスプレー、ウオームスプレー等常温固化法も含めて膜質、プロセス的にPVDやCVDをどの他のドライブロセスとの境界域にあるとも思われる手法の研究がさかんに行われている。 今後これらの実用化研究も含めて様々な表面改質技術が提案されてくると思われる。 素材の表面に要求される機能は、ますます多様化、高度化していくが、日進月歩の各種表面改質技術とのすり合わせを活発に行うことにより新たな付加価値を獲得できると考える。