ネットワークアプリケーション実証環境構築フレームワークの実装と評価

摘要

多数の実ノードを用いた実証環境の構築においてはノードの起動不良，ファイルサーバの負荷等により多数の障害が発生する．そのため，実証環境全体を実験機器としてとらえた場合のMTBFが短い．アプリケーションの検証を容易に行うには，実証環境構築時に遭遇する障害の回避·復旧手法を含めた，実証環境構築のフレームワークが必要となる．そこで，本稿では仮想化技術を用い，論理的に多数のノードを作成する実証環境構築を対象とした実証環境の構築フレームワークを提案した．さらにプロトタイプの実証環境構築ソフトウェアの実装を行い提案フレームワークの評価を行った．