平面研削盤テーブルボールガイド·ローラガイド構造の特徴

摘要

平面研削盤に限らず，工作機械の直線運動案内面の構造には，一般に普通摺動面と称されるすべり案内面，ボールやローラを介したころがり案内面および静圧案内面が採用されている．ころがり案内面にはボールおよびローラをリテーナ（保持器）で支持しストロークを限定した構造と循環形保持器を組込んだストローク非限定構造がある．また静圧案内面にも空気静圧と油圧静圧構造がある（図1参照）．平面研削盤のテーブルは，高頻度に反転させ，かつ高精度な真直運動を必要とする特性上，当社研削盤のテーブル案内面はボールおよびローラのころがり案内方式を採用している．本稿では，このテーブルボールガイドおよびローラガイド構造の特徴について紹介する．