中国の流通事情

摘要

2010年後半の数カ月は、中国とのビジネスに暗雲が立ち込めていたが、ようやく修復の兆しが見えてきた。今回、改めて中国という国のカントリーリスクについて考えさせられた企業も多いことと思う。一方で、大陸的な発想に立つと、長大な歴史スケールの中では、こういうこともあり得るという達観した考え方も持たざるを得ないと感じた方もあろう。いずれにしても、経済における中国の存在の大きさを改めて感じさせられたのである。では、物流·流通の視点では現状はどうなっているのか、今回は統計データを基に見てみよう。