重要施設の隙間を掘り進む開放型矩形シールド－大阪市営地下鉄第8号線蒲生四丁目停留場地下連絡通路工事

摘要

大阪市では、第8号線井高野～今里間12kmを平成11年度に着手し、18年12月開業に向けて工事を進めている（第1図参照）。その内、「蒲生四丁目駅」は既設第7号線との接続駅となることから、バリアフリー経路としての改札内地下連絡通路をシールド工法により施工した。 地下連絡通路は交通量の多い国道1号の交差点直下に位置しており、その施工については、地盤条件、既設構造物や大型埋設物等との位置関係、トンネル線形などの施工条件ならびに安全性を勘案し、「開放型矩形シールド」を採用した。本稿は開放型矩形シールドによる施工実績について報告するものである。