小型移動式クローラークレーンCX29-2－地下仕様（梁高さ1800の通過を可能にした）

摘要

最近の施工現場は、特に京浜地区では、都市再開発による地下街開発工事、地下道の建設、地下鉄の工事、下水道の工事等が多い。 このような施工現場の移動式クレーンの使用状況は、特に都心などの敷地の狭い現場の地上側では機動性のよい大型のラフタークレーンを使用することが多いが、地下の土木工事において、上部に制約がある所は、固定設置のクレーンや、アウトリガー付き蟹足クレーンを使用することが多かった。 しかし、最近、作業の効率化を含んだ工法として、臨機応変に移動できる小型移動式クローラークレーンを採用する現場が増加してきた。 このような背景により、特に、狭所で上部に高さ制限のある現場で使用を目的とした走行吊りのできる世界では最低の地上高さを持つクローラークレーンCX29の地下仕様(CX29-2)を開発した。