最近の地盤改良工法と施工機械：アクパド工法（地盤·安心造工法）－圧力噴射水と圧縮空気による砕石パイル工法

摘要

住宅の品質確保の促進等に関する法律（品確法）は、平成12年4月より施行されている。 本法律は3つの主要事項である「住宅性能表示制度」「紛争処理体制の整備」と「瑕疵担保責任の特例」から成り立っている。 瑕疵担保責任の特例部分は、2つの基本的部分から成り立っている。 それは、「①基本構造部分の瑕疵担保責任を10年間義務付け、②基本構造部分以外も含めた瑕疵担保責任を20年まで延長も可能にした」ことである。 本工法は、以前から研究を重ねていたが、この品確法の制定で本格的に開発のスピードを上げた。 本工法は、上記の問題を低減し、地球環境に優しい工法として㈱不二商が開発したWAL工法（ウォール工法：硬質礫地盤に鋼矢板等を圧入するシステム）の理論を活用して、「水·空気·砕石」という自然素材だけを利用し、軟弱地盤を改良する工法として研究開発したもので、「環境に優しく」「社会に役立つ」をコンセプトとしている。 好結果を得たので、その現状について報告する。