「さらなる大変革を求められる自動車業界」（続）－国内販売も未知の競争環境へ突入

摘要

表31で少し欧州を見ておきたいと思います。 欧州もあまりよくないです。 ですから，我々も2003年はマイナス傾向が続くという見方をしています。 表32に載っているように，1月から5月累計で，欧州マーケット全体で3.8％落ちていますから，1,400万台割れになる可能性が高い。 その中で日本車は円安ユーロ高の現象を受けて，日本からの輸出がどんどん増えていっています。 輸出採算が改善されているからです。その典型的な例がマツダです。マツダ6が現地ですごく売れていますので，ここに〇印をつけていますように，非常に大きく販売数量を伸ばしていっているというのが最近の特徴です。