Dr. ONOのフルサイズ一眼レポート⑨：DOレンズをEOS-1 Ds Mark IIIで使ってみた

摘要

望遠レンズの小型化を目指して、キヤノンが開発し実用化したのがDO (Diffractive Optics)レンズだ。 このレンズにはマイクロフレネルによる回析光学系が組み込まれている。 回析光学系では、光の波長によって変化する屈折率分散の方向が通常の屈折光学系と逆になっているため、2つの光学系を組み合わせすれば、少ないレンズ枚数で理想的な色収差の補正ができる。 また、屈折率の大きいレンズにして、全体のレンズ構成をシンプルにすることも可能だ。