シグマ15～30mm F3.5～4.5EX DGアスフェリカル

摘要

シグマの超広角ズーム開発の歴史は、1979年に発売したズームガンマ21～35mm F3.5～4から始まり、1985年ズームガンマII 21～35mm F3.5～4.2、1994年18～35mm F3.5～4.5、1999年17～35mm F2.8～4、そして15～30mm F3.5～4.5に至る。 近年、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラが登場し、今後、超広角レンズの需要は高くなると思われる。レンズ交換式デジタルー眼レフカメラは、同じマウントであれば、銀塩一眼レフカメラ用の交換レンズを使用できるというメリットがあるが、CCDの大きさが銀塩フィルムの大きさよりも小さいものが主流のため、焦点距離の約1.5倍（CCDサイズによって異なる）の画角になってしまうのが現状である。 そのため、銀塩フィルム用では『超広角ズーム』のレンズであっても、デジタル用としては『広角ズーム』としてしか使用できない問題点があった。 そこで、「デジタル一眼レフカメラでも超広角として使用できるコンパクトなズームレンズ」というコンセプトで開発を行った。 ここで広角端の焦点距離をどこまで広げるかが問題となった。