クレーンにおける溶接技術（4）－溶接部の試験と検査

摘要

クレーンの安全性を確保するために，十分に安全を考慮した設計を行うが，その性能の確保するために，使用する材料や溶接材料だけでなく溶接継手部についても十分な検討が必要である。特に設計性能が得られるかを確認するため，各種破壊試験や非破壊試験を行う。また，製造や工事に先立つ溶接施工法確認試験や溶接士技量試験においても，破壊試験，非破壊試験等を実施する。第4回となる今回は，破壊試験と非破壊試験についてについて述べる。