流れに直角に置かれたプレート形CO{sub}2 ガスクーラー用セレートフィンの熱伝達と圧力損失の特性

摘要

そこで，著者らはガスクーラーとして，容積当りの伝熱面密度が高く，インナーフィン（以下，フィンと略す）を装着する高強度タイプのプレート熱交換器の開発を選択した．給湯水は空調用の冷温水と比較して大温度差·低流量であるため，その技術的課題は，低流量でのフィンの伝熱性能の向上と高強度の確保である．後者に関しては破壊強度が56 MPaであり，空気による0～14 MPaの20万回繰返し圧力変化と常圧レベルのオイルによる高温側120℃/低温側入口20～73℃の20万回の熱ストレス試験に耐えることを確認した．ここでは，フィンの性能に主点を置いて，冷温水を用いて実施したコアの性能試験に基づくフィンの単相流における熱伝達と圧力損失の分析結果を報告する．