世界初、順送プレスで「オイルクーラーフィン」を作る自動車メーカー待望の技術は'没頭'の中から生まれた

摘要

技術を貫くものは「没頭」の中から生まれる。 没頭は「好き」でなければ入り込めない心の中に存在する。 しかし、寝ずに考え、寝ても覚めても考えることは簡単なことでない。 「日本の得意技」に登場する人たちの共通項は、技術や技能をトコトン追求する人たちによって"世界－"の製品や部品が作られていることだ。 今回訪問した経営者もその一人である。自動車のエンジンやミッション用のオイルクーラーフィンを、従来の加工法ではもはやユーザーのコスト要求や高精度、耐久性という、相反する要求に答えることが出来なく、金型の設計から考え直し、難題の順送プレス成形で作ることを思い立った。 品質とコストが最もうるさい日本の自動車メーカーが認める世界初の順送プレス成形で作られた"フィゾは、魅力ある顔をしていた。