1日の生産量が手のひらに乗る微細·小径部品：半導体検査用コンタクトプローブをφ0.05mmまで削る技術者魂

摘要

息を潜め、少なくとも10倍以上のルーペで見なければ形状を確認することができない微細·小径加工の部品を見せてもらった。 φ1mmの棒材をCNC自動旋盤で？ ？ ？ ？ 0.05mmまで削った針状の電極、プリント回路基板の通電検査に使うコンタクトプローブだという。 人の髪の毛の太さがφ0.1mmだから、その半分の部品である。 今まで「得意技」では「100万分の1g」の歯車であったり鉄に「φ0.02mm、加工深さ50μmの穴」やアルミ板に「φ0.08mmの穴を連続45個」もあける超微小加工領域を取材してきたが、自動施盤でφ0.05mmまで削る技術は初めてのことで、話しを聞いて唸った。 その微細部品は、半導体メーカーのIC形状に合わせて削るため殆ど同じものがない。 大きさもφ0.1～φ0.3mmで、1日の生産量は、両手の手のひらに乗ってしまう「量」だという。