自動車製造現場／最新事情：（レーザ溶接）加工技術の成熟とコスト低減－LDレーザ、ファイバレーザを中心に

摘要

「光産業には大いなる可能性がある」－そう熱っぽく語る姿が見られたのは、〈2006自動車部品生産システム展〉の、とあるブース。 レーザというまだまだ発展途上にある分野に関わる人にとって、可能性の塊なのだろう。 自動車業界のレーザ溶接の主力は現在、炭酸ガスレーザやYAGレーザである。 しかしLD（半導体）レーザやファイバレーザといった新しい技術の目覚ましい発展は力強く、今後のレーザ溶接市場の主役となりうることを感じさせる。そしてそのための鍵は、加工技術の成熟、コストの低減にありそうだ。 LDレーザ、ファイバレーザを中心にその動向を追う。