ドイツ技術通信「antriebstechnik」誌：接着，シュリンク，あるいは溶接？比較で見る金属ベローズカップリングのジョイント技術

摘要

金属ベローズカップリング（図1）の厄介な点は，金属ベローズとハブの結合である。 この分野では，それぞれに特徴を持つさまざまな手法がこれまでに開発されてきた。 現在の量産には基本的に3つの技法が使われている。 それがかしめ，接着，溶接ジョイントである。 肉厚が薄く多層の特殊鋼製ベローズでは，高いねじり剛性と柔軟性を維持しながら同時にクリアランスフリーでのトルク伝達が保証されている。 ベローズが多層ならば，小さな反発力で大きなシャフト変位を受け止めることが可能である。ベローズは角運動や横運動，その組み合さった運動を問題なく補正することができる。 さらに，ベローズの慣性モーメントはミニマムである。 摩耗フリー，メンテフリーでベローズは最大300℃までの温度で機能する。 必要とされる金属ベローズの設計には包括的で，かつ非常に特殊なカップリングメーカーのノウハウが不可避である。 これは特に，金属ベローズとハブの結合について言えることである。