公差の設定プロセスを学ぼう：NC旋盤の刃物台

摘要

工作機械は，NC（Numerical control：数値制御）装置が発明されてから60年，その普及期から40年経過し，工作機械のほとんどはNC化され，NC工作機械に置き換わった。 したがって，工作機械といえば，NC工作機械を意味する。 NC工作機械は，広義にはフライス系，旋盤系，そして，砥石を切刃とする研削系の3つに分類される。 フライス系は，ATC (Automatic tool changer)装置を備え，フライス盤に，ボール盤，中ぐり盤などの機械を取り込んだ，主軸の軸心を垂直にした立形マシニングセンタと，主軸の軸心を横向きにした横形マシニングセンタに代表される。 旋盤系にはNC旋盤と，フライス加工もできるNC複合旋盤，そして，ATC装置を備え，フライス加工，穴明け加工，中ぐり加工を取り込んだターニングセンタなどがある。 研削系にはNC研削盤，各種のNC歯車研削盤，精密研削盤，超精密研削盤，そして，ナノに迫る超高精密研削盤などがある。