OCCプロセスによって得られたCu-Al-Ni合金線の形状記憶·超弾性効果

摘要

加熱鋳型式連続鋳造OCCプロセスにより一方向凝固組織からなるCu－14.1wt％Al－4.2wt％Ni合金線を作製した結果、鋳造速度が遅い場合、形状記憶効果を示し、速い場合は超弾性効果を示すことが明らかとなった。また、速い鋳造速度で得られた超弾性線は、単結晶と同様の2段階からなる超弾性変形挙動を示すとと　に、優れた曲げ疲労寿命を有することも明らかとなった。本研究は、日本私立学校 す泊呤聵I団の学術研究振興資金及び日本学術振興会の科学研究費補助金で行われたことを付記し、感謝の意を表します。