シリカフュームを混和した超高強度セメントの流動特性

摘要

ポリカルボン酸系分散剤とシリカフュームおよび低熱ポルトランドセメントを用いた起高強度セメントペースト(UHCP)の流動性や流動機構について検討を加えた。 400Gの加速度が加わる自転－公転型ミキサを用いることで、UHCPの回転粘度計による流動性の評価の可能性を見出した。 機械練りとSF混和により、UHCPの流動性は向上した。分散剤の添加量の増加とともに、UHCPの流動曲線は、擬塑性流動、準粘性流動、ニュートン流動と変化した。シリカフュームやセメントを分散させるための吸着している高分子は必要であるが、液相に残存している高分子も、UHCPの流動性を確保するために重要であることが示唆された。